トヨタ世界販売台数が前年割れ 中国市場の影響や国内一部車種の生産停止が響く 4月~9月実績を公表
トヨタ自動車は今年度の上半期の販売実績を発表しました。世界販売台数は中国での販売数が減少するなどし前年割れとなりました。 トヨタ自動車によりますと、今年4月から9月までの日本と海外を合わせた販売台数は502万8830台、前年比97.2パーセントと、過去最高となった去年を下回りました。 トヨタ自動車によりますと要因は、主に中国と日本での販売台数の減少です。 中国では新型ワンボックスカー「グランビア」などの販売が好調な一方で新エネルギー車市場の拡大や、電気自動車=EVの低価格化による価格競争の激化で厳しい市場環境にあり、13.7%減少しました。 一方、日本の販売台数は9.3パーセント減少しました。 リコールのため「プリウス」がおよそ2カ月半の間生産を停止したことや型式認証の不正問題により、「ヤリスクロス」などの3車種がおよそ3カ月にわたって生産を停止したことが響きました。