しょうもない願いでゼーリエの目がしょぼしょぼに「葬送のフリーレン」フェルンが選んだ魔法に超ガックリ
魔法使いの頂点に君臨するエルフの大魔法使いゼーリエ(CV:伊瀬茉莉也)に“あの顔”をさせるのだから、フェルン(CV:市ノ瀬加那)の胆力も相当なものだ。アニメ「葬送のフリーレン」第1期最終話では、フェルンが師匠であるフリーレン譲りのマイペースさを見せ視聴者を喜ばせたシーンがある。 【映像】目がしょぼしょぼになるゼーリエ(21分8秒ごろ~) 現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレン(CV:種崎敦美)が “人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊13巻現在で累計発行部数2200万部を超える。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもXでトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ大ヒット作となった。アニメ第2期の制作も発表されている。 フリーレンといえば、魔王を討伐した勇者パーティーの一員という凄腕の魔法使いでありながら、地味な魔法にも興味を持つ“魔法オタク”でもある。これまで蒐集してきたなかには「温かいお茶が出てくる魔法」「甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法」「かき氷を出す魔法」など“その魔法必要?”と思うようなものもあり、危険を冒してまで得た見返りがつまらない魔法だったことも多い。「カビを消滅させる魔法」や「しつこい油汚れを取る魔法」といった庶民的な魔法にも目がなく、そんな一面は弟子であるフェルンにも受け継がれているようだ。 一級魔法使い試験の最終試験を終え、フェルンはゼーリエから合格を告げられた。世界に50人といない一級魔法使いになると、“生ける魔導書”と呼ばれるゼーリエから望みの魔法をなんでも与えられる。強力な魔法を手に入れるために一級魔法使い試験を受けたというヴィアベルの言葉を待つまでもなく、多くの魔法使いにとって絶大な力を得られるその“特権”こそが欲しいものだった。 しかし、フェルンが選んだのは「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」。フェルンはきれいになって良い香りがする自身の服を見せながらフリーレンに「ふふーん。わかりませんか?」と得意げな表情を見せると、フリーレンも嬉しそうな弟子に向かって「さすがは生ける魔導書ゼーリエだね。神話の時代に存在したとされる伝説級の魔法だよ。でかしたフェルン」と褒め称え、頭をなでたのだった。 一方で、くだらない魔法を所望されたゼーリエは納得がいかなかったよう。フェルンの「ゼーリエ様はすごく嫌そうな顔をしていましたけどね……」というセリフとともに流れた回想シーンでゼーリエは、フリーレンも時折見せる“しょぼしょぼ顔”でフェルンに魔導書を渡しながら「正気かお前……」と呆れていた。 魔法使いであれば望みのままの力が得られる特権で、実に生活感あふれる魔法を選んだフェルンに、SNSでは「フリーレンの好きそうな魔法」「庶民的最強魔法やんけ」「これは平和な時代の魔法使い」「フェルンさんの特権チョイスよ」と視聴者も大喜び。「すごい……けどそれでいいんか」といったツッコミも上がるなど多くの反響が寄せられていた。 ※種崎敦美の「崎」は、正式には“たつさき” (C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
ABEMA TIMES編集部