先発ローテーションランキング、大谷と山本のドジャースは4位、今永のカブスは10位、千賀のメッツは…
スポーツ専門局「ESPN」電子版が、2025年MLB30球団でトップ10の先発ローテーションを持つチームを挙げている。 先発投手の投げるイニングは減少している。100年前、先発投手が全イニングの約91%を投げ、1試合あたり平均8イニングを超えていた。 しかし、24年に先発投手が投げたのは全イニングの59%で、平均投球回数は5回2/3だった。それでも、経済的に見ると、先発投手であることはこれまでになく恵まれた時代となっている。 昨年大みそかの時点で、フリーエージェント市場での総支出額は約26億ドル(約4092億円)に達していたが、そのうち12億ドルが先発投手に割り当てられている。 フアン・ソトを除外すると、先発投手は他の全ポジションの合計の1.9倍の金額を獲得している。先発投手が依然重要であるのは間違いない。 さてトップ10だが、1位はマリナーズ。2位はフィリーズ、3位はブレーブス、4位はドジャース、5位はヤンキース、6位はダイヤモンドバックス、7位はツインズ、8位はレンジャーズ、9位はアストロズ、10位はカブスとなった。 ドジャースの6人ローテーションはブレーク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスノー、大谷翔平、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイの順。ゴンソリンとメイの場所にはランドン・ナック、ベン・カスペリアス、ボビー・ミラーといった他の若手が入る可能性がある。 争奪戦中の佐々木朗希が加わればランキングでさらに上位に上がる。 カブスはジャスティン・スティール、今永昇太、ジェームソン・タイヨン、ハビエル・アサド、マシュー・ボイド、ジョーダン・ウィックスの順。このローテーションには大きな伸びしろがあり、若手のアサドとウィックスが急成長するかもしれない。 さらに今はローテーションに入っていないがベン・ブラウンやケイド・ホートンも逸材だ。そしてここに佐々木朗希が加わるかもしれない。現時点でカブスは候補チームとして残っているという情報がある。佐々木が入れば、このローテーションは特別なものになる可能性がある。 なおランク外だが、千賀滉大のメッツは15位に入っている。