バイエルンが背番号「5」を永久欠番に 今年1月死去のベッケンバウアーさんに敬意「永遠に我々の皇帝」
日本代表DF伊藤洋輝(25)が所属するドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは8日(日本時間9日)、クラブOBで今年1月に78歳で死去したフランツ・ベッケンバウアーさんが現役時代に付けていた背番号「5」を永久欠番にすると発表した。 【写真あり】皇帝ベッケンバウアー氏を将軍プラティニ氏が追悼「気品と思いやり、友情を象徴」 現地時間8日に行われたバイエルンの株主総会で、ヘルベルト・ハイナー会長が発表した。クラブ公式サイトによると、ハイナー会長は「フランツ・ベッケンバウアーはこれからも揺るぎない存在であり、永遠に我々の皇帝だ」とし、「5番は特別なレガシーとなる。なぜなら、我々のクラブとその歴史はフランツなしでは考えられないからだ」と語った。 「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアーさんは西ドイツ代表で103試合に出場。主将で臨んだ地元開催の74年W杯で優勝に貢献した。 バイエルン・ミュンヘンでは74年から欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇。バロンドール(当時欧州最優秀選手)に2度輝いた。西ドイツ代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリア大会では頂点に導き、主将と監督で世界一となった。Bミュンヘンの監督や会長も歴任した。 バイエルンの5番を巡っては今季は空き暗号となっており、直近では19年から23年までフランス代表DFパバール(現インテル・ミラノ)がつけていた。