マンU行きが報じられるスポルティング指揮官「私が去ると選手たちは悲しむだろうが…」
マンチェスター・ユナイテッド行きが噂されるスポルティングのルベン・アモリム監督が自身の去就について言及した。イギリス『メトロ』が伝えている。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 開幕から低迷するユナイテッドは28日、エリック・テン・ハフ前監督を解任し、アシスタントコーチのルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定監督を務めることを発表。アモリム監督は正式な後任の最有力候補とみられ、ユナイテッドが支払う違約金は1000万ユーロ(約16億6400万円)と報じられている。 そうした中、スポルティングは29日に声明を出し、「マンチェスター・ユナイテッドはルベン・アモリム監督の招聘に関心を示しており、スポルティングの取締役会は、監督との雇用契約に定められた解除条項および1000万ユーロの解除金について説明を行った」と現状を伝えた。 また、アモリム監督は同日に開催されたリーグカップ準々決勝のナシオナル戦(○3-1)後、「これが別れの試合になるかどうか、誰にも分からない。まだ決まっていない問題だ」とし、次のように話している。 「クラブからの声明やユナイテッドの関心は目にした。私は契約解除条項を持っており、具体的なものが出てきたら伝えられるだろうが、まだ何も決まっていない。契約について話すつもりはないが、その内容は私とスポルティングの間の問題だ」 「クラブが監督に関心を示した場合、それは私がコントロールできるものではない。興味を持っているクラブがあるが、今後数日で何が起こるか見守りたい。決定は私が一人で下すが、今はそれについて話す時ではない。明日は次の試合に向けてトレーニングに集中する」 現在39歳のアモリム監督は2019-20シーズン途中に就任し、翌2020-21シーズンにスポルティングを19年ぶりのリーグ優勝に導いた。さらにリーグカップも制し、フルシーズン初年度に2冠を達成。その後、2021-22シーズンにリーグカップ2連覇を飾り、昨季は日本代表MF守田英正らと共に3シーズンぶりのリーグ優勝を果たした。今季リーグ戦では開幕9連勝で首位を快走している。 アモリム監督は「私が去る場合、選手たちは悲しむだろうが、これもフットボールの一部だ。以前もブラガで同様のことがあったが、特別な何かを築いた。難しい状況だが、これがフットボールの現実だ。もし離れるならば、選手たちには全てを説明する。受け入れるかどうかは彼ら次第だが、困難な問題になることは理解している」と語り、「全てを説明するためにはもう少し待つ必要がある。そうすれば非常に明確になるだろう」と続けた。 同紙によると、ユナイテッドとしては早ければ今週にも正式な後任としてアモリム監督を迎えたいと考えているようだ。