レッドブル役職就任で批判殺到…クロップ「もう監督はやりたくない。みんなが満足する方法は思いつかなかった」
レッドブルのグローバルフットボール責任者に就任したユルゲン・クロップ氏が、自身に対する批判について言及した。 クロップは何位?21世紀のプレミアリーグ最高の指揮官ランキング 7シーズン率いたドルトムントをブンデスリーガ連覇やDFBポカール優勝に導き、9年間指揮したリヴァプールではプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げたクロップ氏。昨季限りでリヴァプールを退団すると、今月の9日にレッドブル・グループのグローバルフットボール責任者に就任したことが発表された。 しかし、この決断は特に古巣ドルトムントのファンを中心にドイツ国内で批判が殺到。2009年にレッドブルが5部リーグのSSVマルクランシュタットを買収してRBライプツィヒに名前を変え、物議を醸したことが根底にあるとされているが、教え子であるケヴィン・グロスクロイツ氏も「本当にショックで悲しい。嘘であってほしい」と話している。 そんな中、渦中のクロップ氏が元ドイツ代表MFトニ・クロース氏のポッドキャストに出演。「周りの反応を気にして決断を下すことはできないよ。誰の気分も害したくなかったけどね。私は過去の所属クラブすべてを愛しているが、誰もが満足するような方法は思いつかなかったんだ。私は57歳で、まだ数年は働けるが、今はタッチラインに立つ姿は想像できなかった。何かをすることは明確だったが、そこにレッドブルが現れたんだ」と決断の理由を説明。さらに、今回の批判について自身の見解を口にしている。 「ファンに『私は何をすべきか』と投票を呼びかけることはできない。もし私がバイエルン(ミュンヘン)に行っていたら、ドルトムントで大きな反発があっただろう。私は何をすべきなのだろうか?私は働き続けたいんだ。誰もを満足させようとして人生を組み立てれば、毎日失敗することになるだろう。私にとって唯一の現実的な選択肢は代表チームの監督になることだったが、もう監督はやりたくないんだ」