順大・村尾雄己が男子3000メートル障害決勝へ 深夜に先輩・三浦龍司のパリ内定見届け「さすが三浦さん」/陸上
陸上・関東学生対校選手権第3日(11日、東京・国立競技場)男子1部3000メートル障害予選が行われ、順大の村尾雄己(3年)が8分54秒96の1組2着で12日の決勝に進んだ。終始先頭でレースを進め、最後は順大同期の山崎颯(3年)と並んでフィニッシュ。「疲労もあったが、しっかり自分の力を確認できた。この調子で明日も上位でいければ」とうなずいた。 4月の兵庫リレーカーニバルで8分38秒04、織田記念で8分33秒76と連続で自己ベストを更新と波に乗る。長野・佐久長聖高の後輩で、3000メートル障害日本人高校記録保持者(8分32秒12)の永原颯磨(順大1年)の存在が大きいといい、「強い後輩が入ってきて負けられない」と燃える。今大会で永原は5000メートルにエントリーしており、直接対決はないが、兵庫では村尾が5着で永原が4着、織田では村尾が5着で永原が9着と1勝1敗だ。 10日深夜には、今春に順大を卒業した三浦龍司(SUBARU)がダイヤモンドリーグ(DL)でパリ五輪代表を決めた。練習を共にする先輩の雄姿をライブ配信で見届けたといい「さすが三浦さんだなと」と村尾。2028年ロサンゼルス五輪代表を目指す21歳は「(三浦は)正直ちょっと遠いなと思う部分はあるが、着実に自分も力はついている。悲観的になるのではなく、学生にとどまることなく、上を見据えていきたい」と奮起した。