やわらかなライド感と快適性を追求! アシックス「GEL-NIMBUS26(ゲルニンバス 26)」はさらにソフトな履き心地に
アウトソールの素材と形状を刷新
では、「ゲルニンバス 26」のアップデートポイントを詳しく見ていこう。大きな変更点のひとつがアウトソールだ。「ゲルニンバス 25」では低硬度のAHAR LO(エーハー ロー)というラバー素材が使われていたが、「ゲルニンバス 26」では、ASICSGRIP(アシックスグリップ)とAHARPLUS(エーハープラス)を組み合わせたHYBRID AICSGRIP(ハイブリッド アシックスグリップ)が採用されている。 「ASICSGRIPはさまざまな路面状況で優れたグリップ性を発揮します。一方、AHARPLUSは通常のラバーと比較して約3倍の耐摩耗性を発揮します。より負荷が大きく摩耗しやすい爪先部と踵部にAHARPLUSを採用し、その他の部位にASICSGRIPを採用する、この用途に応じた材料配置により、グリップ性と耐摩耗性を最大限発揮する仕様となっています。 また、ゲルニンバス 25では前足部と後足部のアウトソールが分割されていましたが、ゲルニンバス 26では、外側(小指側)のアウトソールが一枚に繋がった仕様となっています。これにより、よりスムーズな踵接地~爪先の蹴り出しの一連の体重移動、走行をサポートします」
よりソフトに足にフィットするエンジニアードニットのアッパー
アッパーは、素材が変更され、シューレースホールにもアップデートが施された。 「アッパーには、足あたりの良いエンジニアードニットを採用。部位によって密度を変えることで必要な箇所は補強しつつ、通気性にも優れた仕様になっています。前作のものよりも足の動きに追従する素材に変更している点がポイントです。加えて、シューレースホールの一部をループ状にすることで、効果的にアッパーを引き上げられるようになり、中足部のフィット性が向上しています」 また、今作から製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)が明示されるようになった。「ゲルニンバス 26」のカーボンフットプリントは、10.8kg CO2eで、業界平均よりも25%程度低い数値だという。アシックスは2050年までに事業における「温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けた取り組みを行っており、カーボンフットプリントの表示もその一環だ。