AGF、鈴鹿サーキットをイメージした売場でパウダーの新市場創造 イオン・三重県との三位一体で
目標数には1万3000本を掲げる。これは、平日に1日1本PET飲料を飲む人がマイボトルスティックに置き換えた場合の50年分相当の本数。1万3000本を達成すると、サーキット1周分のランプが点灯する。 目標達成に向け好スタートを切る。3月末日から4月末日で3000本(200個弱)を超える販売を記録した。 「想定よりも早く1万3000本が達成できそうだという手応えがある」と語るのは、味の素AGFで東海エリアの売場を担当する名古屋支社第三営業グループグループ長の綾部智行さん。
モニターでは、マイボトルスティックのCM以外に、三位一体の取り組みとして三重県の啓発動画も放映。三重県は、環境配慮と熱中症対策として、マイボトルと各所に設置されたウォーターサーバーの活用を呼びかけている。 特設売場には、三重県が実施する「みえスマートアクション宣言事業所登録制度」のロゴもあしらわれている。 特設売場は「イオンスタイル鈴鹿白子」独自の企画。綾部さんは「環境配慮の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の実行において、マイボトルスティックの店頭での展開に注力している」と語る。
6月には、イオングループが環境月間に合わせ環境をテーマとしたフェアを開催した。「イオンモールナゴヤドーム前」の核店舗「イオンスタイルナゴヤドーム前」では、買い物が地域の生活者にとって自然と環境負荷の低減につながることを目指す取り組みをテーマに、マイボトルスティックの大規模な店頭展開(大陳)が行われた。 今後は、「イオンお買物アプリ」を立ち上げると、マイボトルスティックの広告が画面に表示されるアプローチも検討。広告では“5秒で作れる”といった簡便性も含めて幅広く価値を伝えることで、商品の認知度の向上を目指す。
三者での共同の取り組みは緒に就いたばかり。 今後は「イオンスタイル鈴鹿白子」の特設売場の情報アップデート、地域生活者への新たなアプローチを含めた活動を検討していく。 綾部さんは「我々味の素AGFは、心と体の健康に貢献して従業員もお客様も幸せになれる会社作りを目指したいと考えている。商品をお買い求めいただくことで環境に貢献できるという点を、商品や売場を通じてお客様の理解が深まれば本望」と意欲をのぞかせる。