リヴァプール時代は必殺のスーパーサブだったのに…… ミランで忘れられているストライカーの現在
リヴァプールではジェラード級の勝負強さだったなんて意見も
17日、チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第1節が行われ、いきなりミランVSリヴァプールの好カードが実現した。 試合は3-1でアウェイのリヴァプールが勝利したのだが、この試合前に英『Liverpool Echo』がスポットを当てていた選手がいる。リヴァプールでCL制覇も経験し、現在はミランと契約しているベルギー人FWディボック・オリギである。 ミランは今夏にアルバロ・モラタ、タミー・エイブラハムを補強していて、同じくセンターフォワードに入るノア・オカフォーもいる。前線の層は厚くなっており、オリギは完全に構想外となっているのだ。今回はサン・シーロでリヴァプールとの対戦だったが、オリギとリヴァプールの再会は叶わなかった。オリギとミランの契約は2026年までとなっているが、状況を変えるのは難しいだろう。 現状は評価がマイナスとなっているが、リヴァプールでのオリギが超貴重なスーパーサブだったことは忘れてはならない。2018-19シーズンにはリヴァプールのCL制覇に貢献していて、決勝のトッテナム戦でもゴールを奪っている。同メディアは、ここぞの場面でゴールを決めてくれる頼もしい存在だったと振り返っている。 「リヴァプールでのオリギは175試合に出場したうち、先発は68試合だけだった。しかし決定的なゴールの数では、スティーブン・ジェラードやケニー・ダルグリッシュといった名手と肩を並べる。ドルトムント戦のゴール、エヴァートン相手のゴール、バルセロナ相手のゴールなどだ」 現在は1人でトレーニングする時間が多くなっているようだが、オリギが再び輝きを放つ日はいつになるのか。昨季はレンタル先のノッティンガム・フォレストでも20試合で0ゴールと寂しい結果に終わってしまい、現状は出口が見えない。
構成/ザ・ワールド編集部