前年覇者ズベレフが準々決勝に快勝、シナーを抜く男子ツアー首位のマッチ43勝目 [ハンブルク・オープン/テニス]
前年覇者ズベレフが準々決勝に快勝、シナーを抜く男子ツアー首位のマッチ43勝目 [ハンブルク・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ハンブルク・オープン」(ATP500/ドイツ・ハンブルク/7月15~21日/賞金総額204万7730ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第8シードのジャン・ジジェン(中国)を6-4 6-3で下してベスト4に進出した。 ~ハンブルク・オープンで4強入りを決めたディフェンディング・チャンピオンのズベレフ選手~ 9回あった自分のサービスゲームで9ポイントしか落とさなかったズベレフは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、合計3度ブレークに成功して1時間6分で快勝した。 「今日のレベルには非常に満足している。(フルセットで辛勝した)昨日よりも大きく進歩したと思うけど、言うまでもなく全然違う試合でもあった。準決勝に進出できてうれしいけど、ここで止まりたくはない。できればこのまま進み続け、ここハンブルクでタイトルを防衛したい」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。 ヤニク・シナー(イタリア)を抜く今季の男子ツアー首位となるマッチ43勝目を挙げたズベレフは、「2021年は奇妙だった。まずまずのスタートを切って調子もよかったけど、シーズン後半はほとんど負けなかった」と金メダルを獲得した東京オリンピックが開催された2021年を振り返った。 「だから今年は特にパリ五輪とUSオープンでそのような展開になれば最高に幸せだよ。どうなるか楽しみだね。僕は今プレーしているレベルに手応えを感じているけど、この道と旅を続けるには多くの努力が必要なんだ」 ディフェンディング・チャンピオンのズベレフは次のラウンドで、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を1-6 6-1 6-4で破って勝ち上がったペドロ・マルチネス(スペイン)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、セバスチャン・バエス(アルゼンチン)とアルトゥール・フィス(フランス)の顔合わせとなった。第3シードのバエスが1セットダウンから巻き返して第7シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を2-6 6-4 6-4で倒し、第5シードのフィスは6-4 4-1とリードした時点で第2シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)が右膝のケガを理由に棄権したため勝利が決まった。
テニスマガジン編集部