【昭和99年】「福島県でロックフェスを」 郡山の故佐藤さん 大人の偏見に“反抗” 郡山に名だたる大物集う
当時中学3年だった棚倉町の金沢由美子さん(61)は会場へ足を運んだ一人。「おばあちゃんに頼んでチケットを買った」と明かす。「キャー、キャー」と歓声が会場いっぱいに響いていたのを思い出す。スポットライトを浴びて歌うボーカルのレスリー・マッコーエンさんは格好良かった。「あっという間だったけど、行って良かった」。一夜だけの“不良ぶり”は、宝物のような青春の一幕だ。 今より娯楽が少なく、大人の目が厳しかった昭和という時代。だからこそ、若者は解放感と自由の風を求めた。 ■昭和に関する思い出を 読者の皆さんから募集します。 ▽メール showa@fukushima‐minpo.co.jp ▽ファクス 024(533)4128