旭川・中2凍死いじめ問題、ネットに“黒塗り”ない第三者委の文書流出か…サイト運営の男性「事実を明らかにするため」などと説明
2021年、北海道旭川市で凍死した中学2年(当時)の女子生徒がいじめを受けていた問題で、市教委の第三者委員会が“黒塗り”で非公表にしていたとみられる文書がインターネット上に流出していることがわかりました。 凍死した廣瀬爽彩さんがいじめを受けていた問題の最終報告書は、遺族の意向もあり、個人情報などを“黒塗り”にしたものが公表されました。
今回、報告書とみられる文書の流出が確認されたのは、ネットで「いじめ撲滅」をうたうサイトで、関係者によりますと第三者委が公表に向け、一部の文言を修正する前の段階のものとみられています。
市教委の野崎幸宏・教育長は「昨日、わかったばかりなので、どんな対応ができるのか、情報収集も含めて検討していきたい」と話していますが、最終報告書をめぐっては、去年10月、旭川市の市議会議員が自宅に黒塗りしていない文書が投函されていたと明らかにしています。 一方、サイトを運営の男性は、文書を掲載した理由について「事実を明らかにするため」などと説明しています。 しています。
廣瀬爽彩さんのいじめ問題では、おととし9月、最終報告書で、同じ中学校の先輩ら7人の生徒による「性的な動画の撮影と送信の強要」など、いじめがあったことを認め、凍死は自殺と認定。
いじめがなかったとしてきた当時の教育長は、引責辞任しました。
しかし、いじめと自殺の明確な因果関係を認めなかったため、遺族側が不服としたことなどを受け、旭川市の今津寛介市長は、直属の委員会を設置。 教育評論家の尾木直樹氏ら5人のメンバーが再調査をすすめています。 <第三者委員会が認定した、いじめ6項目> 1.性的な話題をくり返す、体を触る 2.深夜や未明の公園などへの呼び出し 3.飲食代をおごらせる 4.性的な画像の送信の強要 5.性的な行為の強要 6.性的なからかい ◆関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人
北海道放送(株)
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