アメリカが利下げへ、金利低下局面で狙いたい銘柄の特徴
ジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演をきっかけに、日米の金融市場は流れが大きく変わってきたようです(写真:ブルームバーグ)
市場関係者の関心を集めていた、ジャクソンホール会議でのジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の発言内容。ふたを開けてみると、「政策を調整する時が来た」とかなり踏み込んだ内容で、マーケットは9月の利下げを示唆していると捉えました。 これを受けて、今後の日米の金利差縮小を織り込み、ドル円相場は大きく円高に振れました。また、米国株相場は利下げによる景気浮揚を期待して、史上最高値を連日更新しています。一方、日経平均株価は8月上旬の急落からの戻り局面が続いていますが、今後は円安の進行は見込みにくいことから、ここからの上値はかなり重くなるとみられます。 ただし、新興成長株が中心の東証グロース市場250指数は、ジャクソンホール会議後、最初の営業日となった8月26日に急騰し、1日で5%近い上昇となりました。成長株全般で見ても、直近は大きく株価が上昇している銘柄が目立ちます。
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足立 武志