「伸びる子が実践する」小学生の勉強法の公式 日常生活で使いたい5つの「マジックワード」
・書いて覚えるのではなく、テストを繰り返して覚える 「計算問題」も、ただ問題を解くのでは、単調で嫌になります。そこで、 ・簡単な問題を解いて、スピードを短縮化できることをゴールにする ・間違いを発見するトレーニングをする ・10分で何問できたか、正答率が何%だったかなど、記録を見える化する このように、見える化したり、ゴールを明確にしたり、ゲーム的な要素を取り入れたり、成長を実感できる仕組みを取り入れたりすることで毎日続けられます。楽しめる要素を加えることで、続けられるだけでなく、意欲も高まり、トレーニングの効果が倍増するのです。
■「思考力・表現力」を身に付ける「マジックワード」 「思考力・表現力」は、21世紀型能力の根幹をなすものです。上に述べた「基礎トレ」だけだと、学んだことを発展させるのは難しいのです。 「思考力・表現力」を身に付ける方法は、実は記事(激変する小学生の学習環境下で「親がすべきこと」)でも述べた「賢い頭脳を育てる」方法そのものです。「思考力・表現力」は、「考える力」と言い換えることができます。「考える力」をつけるためには、「疑問を持つこと」と「まとめること」が重要です。そのために家庭でできることは、日常生活の中で次の5つの「マジックワード」を使うことです。
・なぜ? ・どう思う? ・どうしたらいい? ・要するに? ・例えば? と問いかけてあげてください。日常生活の中でこれらの「マジックワード」を使っていくことで、「考える」という行為が習慣化され、勉強するときにも波及していきます。 ■楽しむ仕掛けとは? 勉強はつらいものだと思われがちですが、勉強が楽しいと感じさせる仕掛けを作ってあげることで意欲的に取り組めるものです。 まず、勉強を見える化しましょう。
カレンダーや手帳などにそれぞれの日に何をやるか1週間分の予定を、ルーティーンを含めて子どもに書かせます。そして、実行できたものは赤線で消していきます。このことにより、何をやったらよいか自分で気づくことができます。赤い部分が増えていくことでの達成感も味わうことができます。 次に、頑張りをポイント化してあげましょう。 例えば5つの予定がすべて実行できたので5ポイントなど。ボーナスポイントがあってもいいと思います。そのポイントを累積していくことで、頑張りが数値として見えるようになります。