【DEEP】49歳対決は近藤有己が約2年ぶりの勝利
『宗明建設 Presents DEEP 122 IMPACT』 2024年11月4日(月・祝)東京・後楽園ホール 【写真】左ストレートを毛利の顔面へ叩き込む近藤 ▼第3試合 DEEP 73kg以下 5分2R 〇近藤有己(パンクラスイズム横浜)72.50kg [判定3-0] ※19-19マスト近藤×3 ×毛利昭彦(毛利道場)71.10kg 49歳の鉄人パンクラシストが22年半振りにDEEPナンバーシリーズに出場する。近藤有己は、1996年1月にPANCRASEでプロデビュー。2001年6月の『UFC 32』でウラジミール・マティシェンコと対戦後、2001年8月にDEEP初参戦。パウロ・フィリョに判定負け後、2002年3月に“キックボクサー”ネスター・マルティネスに一本勝ち。以降は、PRIDEを経てPANCRASEを主戦場としてきた。 2022年に鈴木一史、井土徹也に判定勝ちで2連勝後、2023年は7月に佐藤豪則に、12月に美木航にいずれも判定負けを喫している。 対する毛利昭彦も近藤と同じ49歳。RIZINで活躍中の摩嶋一整の師匠で、戦国武将・毛利元就の末裔。2003年にプロデビューし、近年は2019年10月のDEEPで小見川道大にTKO負け後、2022年12月の修斗TORAOで宮崎清孝に2R、肩固めで一本勝ち。2023年12月の前戦では、修斗TORAOで児山佳宏に判定0-2で惜敗している。 近藤は22年半ぶりのDEEPで再起なるか。毛利は、日の当たる道を歩いて来た同じ歳の近藤を、キャリア21年を経て超えるか。 近藤のセコンドに北岡悟、毛利のセコンドに摩嶋一整がつく。 1R、サウスポー構えの近藤に、オーソの毛利は右を振る。追う近藤は金網に詰めて左を当てて毛利の腰を落とさせると、左で差して押し込み。両差しもブレーク。 右から左で詰める近藤。さらに左ハイ。左を被弾した毛利だが右アッパー。しかし近藤は両差しで詰めてブレーク。 右前蹴りの毛利。さらに腹に突く。左ミドルの近藤は自らプレッシャーをかけて右から左をコンパクトに当てていく。孟子は右前蹴り。右ストレートを突くが、近藤は右フック、左ストレート。右に右を合わせ、左インロー、左ストレートで飛び込みゴング。近藤のラウンドに。 2R、近藤の左ストレートに組んだ毛利は右差しも左で絞る近藤が離れる。立ち合い、右前蹴りの毛利に、近藤はその蹴り足を掴んで崩して前に。毛利は金網背に右ヒジ。アッパー。離れる近藤。毛利は鼻血。毛利の右の蹴り足を取る近藤。毛利も右のノーモーション、さらに右前蹴りを腹に突く。 右から左で詰める近藤。毛利も右前蹴りで押し戻しまわって中央へ。右前蹴り。近藤は毛利の右の打ち終わりに左を狙う。右の刺し合い。右ストレートの毛利! 近藤の左の蹴りを掴んだ毛利が崩して鉄槌からバックに回るが、足を組ませない近藤、ゴング。 22年半ぶりにDEEP参戦の近藤が、マスト判定3者の支持を得て勝ち名乗りを受けた。
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