99台限定! AMGのV12を搭載したメルセデス・マイバッハ「G650ランドレー」は究極のショーファードリブン…1億円の予想落札価格は当然!?
エクスクルーシブ・レザー・オプションを装着
ドバイでオークションにかけられたメルセデス・マイバッハ G650ランドレーは、2018年1月にまずカタールに住む最初のオーナーに納車された。デジーノ・ミスティック・ホワイトで仕上げられたボディには、AMGカーボントリムピースに合わせて、外部の保護ストリップにカーボンファイバー仕上げが指定されている。さらに傷のつきにくいクリアニスが塗られ、22インチ径の無電解研磨仕上げの6ツインスポークホイールが装着されている。 キャビンはエクスクルーシブ・レザー・オプションを選択した、じつに豪華なものだ。ブラックのファブリックルーフに合わせて、ブラックトレッドのキルティングハイドでトリミングされている。そしてベロアのフロアマットとブラックのマイクロファイバーヘッドライニングがインテリアを引き締める。印象的な装備のハイライトは、ピクニックテーブル付きのリアシート用エンターテイメントパッケージの一部である、ハーマンカードン・サラウンドサウンドシステムとDVDプレーヤーだろうか。 0-100km/h加速を6秒以下で走り切ることができるパフォーマンスの理由は、もちろんメルセデスAMG製のV型12気筒エンジンにある。その最高出力は驚異の621ps。まさにラグジュアリーとパフォーマンスの共存だ。RMサザビーズは、この貴重なGクラスに65万ドル~75万ドル(邦貨換算約9734万円~1億1231万円)のエスティメート(予想落札価格)を示してオークションに臨んだが、残念ながら落札者は現れず、車両は現在でもRMサザビーズで販売が継続されている。 ショーファー・ドリブンでこそ、その魅力が満喫できるGクラス。その商品性を理解するのはなかなか難しいのだろうか。参考までに新車で販売された99台は、もちろんソールドアウトしているのだが……。
山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)
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