「おむすび」新キャスト エース役に始球式133キロ関口メンディー、元和牛川西らも初の朝ドラ
NHK連続テレビ小説「おむすび」の新キャストが14日、制作のNHK大阪放送局から発表され、社会人野球チームのエース役に野球経験のある関口メンディー(33)、チームの監督役で元阪神投手の嶋尾康史(56)らの出演が決まった。関口は朝ドラ初出演。新聞記者役で、元和牛の川西賢志郎(40)も朝ドラに初挑戦する。 【写真】新聞記者役の川西賢志郎 橋本環奈演じるヒロイン米田結がギャル文化と出合い、成長していく様を描く「おむすび」。18日放送分から、舞台は関西へ移る。ヒロイン結は再び神戸へ出て栄養士になるべく専門学校へ。恋人の四ツ木翔也(佐野勇斗)は「プロ野球選手」の夢に向かい、大阪で社会人野球「星河電器」の投手にスカウトされる。 今回の新キャストは、そんな2人を取り巻く個性豊かなメンツがそろった。 「星河電器」野球部のエース澤田龍志役は、元GENERATIONSで、6月にLDH JAPANを退社した関口。保育園の年少から高校3年まで野球を続け、かつてプロ野球始球式で球速133キロをマークした“本格派”だ。 アスリートとして食事にも気を使う翔也の先輩役に「ストイックで、野球に対して真摯(しんし)に向き合うキャラクター。それでいて先進的。生きざまに共感する部分が多く、演技にもより熱が入ったように思います」ととらえる。 「変化は時に世の中に対して摩擦を生みますが、それでも自分の見たい世界のために一生懸命に進む彼をとおして、何か感じてもらえたらうれしい」とコメントした。 番組の宇佐川隆史制作統括によると、関口は「練習の撮影でも120キロ台の速球を投げている」と言い、心身とも気合十分な様子。そのチームを束ねる監督役が、元阪神投手の嶋尾。プロへも毎年選手を送り出す名監督という設定で「久々にユニホームを着てグランドに立った時は、懐かしい感じと新鮮な感じが入り交じった不思議な感覚でした」。自身の夢でもある「監督」にドラマで就き「とても感情移入しやすい役」だったと言う。 また、漫才コンビを解散し、俳優として活躍する川西は、スポーツ新聞の記者役。「野球経験が浅い中、懸命に取り組む役者さんたち、それをサポートする方々の姿を拝見することで、自分も新たな栄養をもらいました」と、役者としてのさらなる成長を誓う。 社員食堂のベテラン調理師には三宅弘城(56)。阪神ファンという設定で、プライベートでも虎党だといい「ワクワクしながら現場に入りました」。 社員食堂の若手調理師役に萩原利久(25)も決定。「エール」以来、2度目の朝ドラで、今回は10代から親交のある橋本がヒロインの作品だけに「10代の頃からの友達がヒロインを務める朝ドラに出演できることがうれしく、楽しい撮影でした」と振り返った。 また、関西の人気芸人なるみ(52)は「星河電器」の総務部員役で出演。「星河電器茨木営業所・総務課の“こんな人おるおる”みたいな大久保育代を楽しめました。ぜひとも皆さまの毎日に『おむすび』が『ある時!』でよろしくお願いいたします」と、自身の当たり役CMにひっかけてコメントを寄せた。 同じく総務部員役で、前野えま(21)が、念願だったという朝ドラ初出演。「毎回撮影に行くたびに、夢にまでみた朝ドラの現場にいることを実感して、喜びを抑えるのに必死でした」と振り返っていた。