価値観やライフスタイルが大きく変わった今、「一生モノ」の概念も大きく変化してきている。当企画では、各ジャンルのプロに、その理由とともに新時代の一生モノをセレクトしてもらった。 【画像】まさに一生モノ！名門ブランドのレザーシューズを詳しく、写真を見る（全19枚） 今回ピックアップするのは「紳士靴」。カジュアルな時代にも大人らしい紳士靴は絶対に必要。時代によって変わるもの、変わらないものを踏まえた紳士靴こそ一生モノだ。

カジュアル化の時代は美しさと履きやすさを兼ね備えた紳士靴こそ一生モノ！

■ファッションライター　丸山尚弓さん 雑誌やWEBで幅広く活躍するメンズファッションライター。世界のドレスシューズに精通し、靴磨き選手権の審査員を務めたことも。 丸山さんが考える＜ 新・一生モノ革靴の条件 ＞ 1.時代に左右されないタイムレスなデザイン 2.長く愛用できる上質な素材使い 3.美しさと履き心地のバランスが取れている ビジネスウエアのカジュアル化が進み、リモートワークも当たり前になった時代。かっちりしたスーツにドレスシューズを履いて出かける場面は少なくなった。そんな時代に選ぶべき一生モノの紳士靴とはどんなものなのか。 ドレスシューズに詳しい丸山さんに聞くと、「伝統的な紳士靴ブランドもカジュアル化の影響を受けていて、足入れしやすいシューレースのないもの、滑りにくいスニーカーソールを合わせたものなど、カジュアルシーンにも合わせやすいモデルが増えています」と、カジュアル化時代に合わせ、ドレスシューズの在り方にも変化が見られるそう。 それでも一生モノとして考えると「時代に流されないタイムレスなデザイン、上質な素材、美しさと履き心地のバランス」は欠かせない要素。選ばれたのは世界的名門ブランドの履きやすさにも配慮した新時代にふさわしい傑作モデルでした！

1.【JOHN LOBB】英国王室御用達ブランドの着脱容易な新時代のスリップオン

ジョンロブ マンセル

ジョンロブ マンセル ￥324,500 永遠の傑作、フィリップⅡのエレガントなシルエットをベースにした、脱ぎ履きしやすいスリップオンシューズ。トゥキャップのグラフィカルなステッチデザイン、職人が丁寧に削り込んだヴェヴェルドウェストなど細部まで圧巻の美しさ。 ■ミニマルかつエレガントなタイムレスなデザイン！ 名作シティⅡにも用いられる傑作ラスト#7000を使用し、エレガントなフォルムと快適な履き心地を両立。プレステージレザーソールも美しい。 ■グッドイヤーウェルト製法だから一生履き続けられる！ ソール交換可能なグッドイヤーウェルト製法のため、長く履き続けられる。繊細な細目付けのウィールドウェルトもジョンロブらしい上質さ。 ■新時代に即したエラスティック！ シューレースの代わりにエラスティックパーツを装備し、脱ぎ履きしやすいスリップオンシューズに。タイパを求める新時代のビジネスマンに。 世界最高峰の紳士靴「ジョンロブ」とは？ 1866年、イギリスのリージェントストリートで誕生した150年以上の歴史を有する名門紳士靴ブランド。1976年にエルメスグループ傘下に入り、フランスをはじめ、世界19カ国で最高峰の既成靴専門店を展開する。