リカルド、F1マイアミGPで3グリッド降格ペナルティ―F1中国GPで追突リタイアに続き次戦でも逆風
F1中国GPは追突されてリタイアに終わったダニエル・リカルド(RB)の不運はそれだけでは終わらず、次戦マイアミGPで3グリッド降格を科せられてしまった。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング】第5戦F1中国GP終了後 ■レースは追突されて流れを掴めず リカルドは、F1中国GPでポイント獲得を狙っている中、セーフティカーが終了する直前にランス・ストロール(アストンマーティン)に追突され、最終的にリタイアに終わった。 熱望していたシャシー交換をしたことで、F1中国GPでは全セッションで角田裕毅を上回り、復調の兆しを見せていたが、流れを掴むことができなかった。 ■リカルド、3グリッド降格ペナルティ しかし、レース後、リカルドは別件でスチュワードに呼び出され、3グリッド降格ペナルティを受けることになった。 理由は、セーフティカー導入中にニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を追い抜いたためだ。 リカルドはヒュルケンベルグを故意に抜いたことを認めたが、それは28周目にヒュルケンベルグがセーフティカー導入中にリカルドをオーバーテイクしていたため、自身もオーバーテイクできると思ったと説明した。 ヒュルケンベルグが28周目にリカルドをオーバーテイクすることが許されたのは、55.8条によるものだった。 レースがセーフティカー導入中に、リカルドがヒュルケンベルグをオーバーテイクする正当な根拠はない。よってリカルドは10秒のタイムペナルティを科された。 しかしリカルドはリタイアしていたため、次戦で3グリッド降格を科された。 シーズン中にシート喪失のうわさも根強く残っているリカルド、過去の輝きを取り戻せるのはいつになるのだろうか。