ラグビー日本代表、オールブラックス戦を前にFW陣が横浜キヤノンイーグルス、浦安D-Rocksと合同練習
13日の横浜との合同練習の後、今春、日本代表に初招集されて4キャップを重ねた横浜に所属するPR(プロップ)岡部崇人は「今回は、ジャパンの中で一番、気合いが入っていたと思う」と笑顔を見せた。
FWだけの合宿をしたことに関して、PR岡部は「ラグビーのことだけではなく、スクラムを組むメンバーや、ラインアウトでリフト選手たちと一緒に都内で生活するのは、必然的にチーム力というか、集団の絆みたいな部分ができてくると思うので、非常に良い合宿になっている」と話した。
また、岡部はオールブラック戦を皮切りに、強豪と対戦する10月から11月のテストマッチに向けて、「スクラムはチームでやってきた低さや速さを、もっと極めていかないと持っていかれるし、ラインアウトやモールでも、相手にいけると思われたら、それだけでゲームを壊されることもあり得る。自分たちで危機感を持って、チームでやっていることをもっと磨いていきたい」と先を見据えた。
また、浦安との合宿後は、やはり浦安所属のPR竹内柊平が報道陣に対応して、「普段、練習している自分のグラウンドにバスで来て、浦安の選手のコールを聞いて、新鮮だった」。
「めちゃくちゃワクワクしていて、自分にとって良い結果を得られた。逆に、切磋琢磨している相手と練習したから、自分の足らない部分、ジャパンの強みも改めてわかったし、D-Rocksの強みもわかったので、すごく充実した1日だった」と満面の笑顔を見せた。
同じくPRの茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)は、「(横浜と浦安と合同練習をして)同じ相手だけでなく、いろいろなチームとやれて経験値を詰めたので、オールブラックス戦に向けてプラスになっている。オールブラックスのスクラムは重たさもあるが、相手とのギャップを詰めてヒットさせないことをやっている」と話した。
ディフェンスリーダーの1人、2023年ワールドカップ組のFL下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)は、「FWはセットプレー中心に、横浜キヤノンさんと、浦安D-Rocksさんの胸を借りて、この2日はいいところも悪いところも振り返るセッションができた」。