【パリ五輪】金メダルの柔道女子・角田夏実選手『君が代』で涙 48キロ級では2004年アテネ五輪の『ヤワラちゃん』以来20年ぶり
柔道女子48キロ級日本代表の角田夏実選手(つのだ・なつみ、31)が2024年7月27日、モンゴルのB・バブドルジ選手(24)を下し、パリ五輪日本選手団第一号となる金メダルを獲得。 表彰式で、涙を浮かべ喜びをかみしめました。 【写真23枚】柔道女子・角田夏実選手 表彰式で涙する姿を見る
柔道女子・角田夏実選手 『君が代』で涙
柔道女子48キロ級日本代表の角田夏実選手がパリ五輪日本選手団第一号となる金メダルを獲得!表彰式が行われました。 金メダル獲得直後は派手に喜ぶことなく、畳をおりるまで笑顔も見せなかったものの、 金メダルを首にかけた角田選手は、表彰台の一番上に立ち『君が代』が流れると涙を浮かべ、目元をぬぐう場面も。 また、銀メダルのバブドルジ選手(モンゴル)らと肩を組み仲良く記念撮影する姿もありました。 表彰式後のインタジューで角田選手は…。 角田夏実選手: 日の丸が上がってるときに国歌を聴いたときちょっとジワッときました。 ーーどんな思いで日の丸を見つめていた? 角田夏実選手: ここを目指してずっと頑張ってきたのでやっとこの位置に立てたなと思いました。 ーー決して平坦な道ではなかったと思いますが振り返っていかがでしょうか。 角田夏実選手: 本当にキツい時が多かったのでもう戻りたくないですね! と本音をもらすも喜びをかみしめていました。 角田選手の金メダルは、日本のパリオリンピックのメダル獲得第1号で、夏季オリンピック500個目のメダル獲得となり、さらに、48キロ級での日本勢の金メダルは2004年のアテネ五輪の『ヤワラちゃん』こと谷亮子さん以来、20年ぶりの快挙となりました。 ■角田夏美(つのだ・なつみ)選手 1992年8月6日生まれ、千葉県出身の31歳。小学校2年生で柔道を始め、高校は八千代高校へ進学。2年生でのインターハイ3位が最高成績。大学で東京学芸大に進学後、「柔術」「グラップリング」という寝技、とくに関節技や締め技を主体とした柔道とは別の格闘技と出会い、関節技を磨く。そして、3年時には全日本学生体重別で自身初の全国優勝を達成し、実業団チームのスカウトを受けた。成績が出なければクビ、という背水の陣で挑んだ2016年全日本実業個人選手権52㎏級で2位入賞。シニア日本一を決める講道館杯の出場権を得ると、同大会でも自身驚きの大会初制覇。初の国際大会、グランドスラム東京への推薦をも獲得する快進撃を見せる。そんな遅咲きの角田選手は、2019年に48キロ級に転級すると、ともえ投げ、寝技を中心として変則スタイルを確立し、21、22、23年と世界選手権を3連覇し、パリ五輪への切符を掴んだ。
めざましmedia編集部