男鹿市北浦地区で季節ハタハタ漁“終了” 今季水揚げ約1トン…例年の1日分にとどまり肩落とす漁師 秋田
秋田テレビ
一体何が起きているのか。秋田県内の漁師にとって厳しいシーズンとなっています。ハタハタの本場の一つ男鹿市北浦地区で季節ハタハタ漁が終了しました。26日までの漁獲量は約1トン。例年の1日分にとどまり、禁漁明け最低です。 男鹿市北浦地区は今シーズン、地区の漁師が共同で季節ハタハタ漁にあたりました。 26日の北浦漁港と相川漁港を合わせた漁獲量は364キロ。初漁が遅れ、漁獲量が伸び悩む今シーズン。漁師たちは漁を終えることを決めました。 北浦地区の26日までの漁獲量は約1トン。不漁といわれた昨シーズンの50トンと比べると、わずか2%です。 漁師は「ちょうど潮時だと思う。全員、北浦の漁は終わり。これから海がしけるのでハタハタは来年に残しておく」と話し、肩を落としながら漁港を後にしました。 また、関係者は「海水温の上昇など、季節ハタハタが接岸しにくい状態が続いた」と分析します。 北浦地区のハタハタの水揚げは、1995年の禁漁明け以降、最悪となることは確実です。 なお、八峰町では26日、八森漁港で約240キロ、岩館漁港で約90キロのハタハタが水揚げされましたが、こちらも漁の終わりが近づいています。
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