近所のママ友が「うちの子のついでに」と、同じ塾に通うわが子の送迎をしてくれます。近所で“ガソリン代”は気にならない距離ですが、お金を払うべきですか? お礼はちょっとしたお菓子で大丈夫でしょうか?
近所にママ友が住んでいて、子ども同士が同じ塾に通っているケースだと、「ついでだから」とママ友の厚意によって車で子どもの送迎を一緒にしてもらうという機会があるかもしれません。 近場の送迎ではあるものの、ガソリン代を支払ったりお礼をしたりしたほうがいいのかと悩む人もいるでしょう。 本記事では、近場の送迎でかかるガソリン代を考慮して、ガソリン代は支払うべきか、お礼を渡すべきかなど、送迎に関する気持ちの表し方について考えます。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
ガソリン代は支払ったほうがいいの?
車で送迎をしてもらった際、近場であれば、ガソリン代をそのまま支払うのはおすすめできません。車のガソリン代だけではそれほど高額にはなりにくく、5~10km程度の送迎であれば、ガソリン代は数十円から100円ほどでしょう。 経済産業省の石油製品価格調査を参考に、燃料価格を1リットルあたり174円と考えて実際に5kmの送迎でかかるガソリン代を計算してみます。1Lあたり15km走る車で5kmの塾まで送迎してもらうと仮定すると、1往復あたりの送迎にかかるガソリン代は「174円×(5km÷15km)×2往復=約116円」です。 100円ほどの金額を「ガソリン代だから」と渡しても、相手も受け取りづらくかえって気を使わせてしまう結果となることもあるでしょう。 ただし、送迎にかかるコストとしては、ガソリン代の支払いだけでなく、送迎に合わせて時間を調整したり運転に気を使ったりと、金銭面以外でもさまざまな負担が挙げられます。近場で送迎をしてもらっている場合は、ガソリン代ではなく、送迎の労力や送迎をしてくれている厚意に対してお礼をすると良いでしょう。
何でお礼を表すべき?
近場での送迎のお礼には、飲み物やお菓子など手軽に受け取れるお礼の品を渡してあげることで、感謝の意が伝わりやすく喜ばれることが多いようです。 塾の送迎のお礼を渡す場合、塾までの距離や相手の労力、相手との関係性などを考慮して渡す物の金額は変わってきますが、近場の送迎なら1回あたりのガソリン代は100円前後で済むことがほとんどなので、それほど高価でない飲み物やお菓子であれば受け取りやすいのではないかと考えられます。 毎回何かしらのお礼を渡したいのであれば飲み物やお菓子といった100円程度のものを、数回に1回のタイミングでお礼を渡したいのであれば果物やお土産など数百円程度のものを渡すというように、過剰とならずに感謝を伝えられるようなお礼の品を選んでみましょう。 「お気持ち」としてお渡しするお礼には正解がないですが、相手の労力や相手との関係性などを考慮して、手軽に受け取れる品を選ぶのがおすすめです。