移転直前に浮上した「豊洲」欠陥問題 本当に大丈夫なのか?
移転日が迫っていることもあり、豊洲の構造的な欠陥を知りながらも、「移転やむなし」としぶしぶ受け入れている市場関係者は少なくないようです。そうなると、11月7日の豊洲市場がオープン後にも、問題はくすぶりつづけることになります。 小池都知事も26日の定例会見で、豊洲市場の開場予定日が、地下水モニタリング調査の結果が出る11月18日よりも早く設定されている点を挙げ、「日程的にお構いなしに決めてしまうというこれまでの当局の対応はいかがなものか」と批判しました。 豊洲への移転問題は、業者と東京都の問題にとどまりません。築地で取り引きされる食品は、私たち都民の台所にもあがります。また、全国に飲食店にも流通します。それだけに、豊洲移転問題は、都民の食・国民の食問題でもあるのです。 果たして、小池都知事は豊洲問題にどんな判断を下すのでしょうか? (小川裕夫=フリーランスライター)