松坂桃李主演のTBS系日曜劇場「御上先生」1月スタート、文科省エリート官僚が高3担任教師に、権力に侵された日本教育をぶっ壊す教育再生ストーリー!
俳優松坂桃李(36)が2025年1月スタートのTBS系日曜劇場「御上先生」(日曜午後9時)で主演を務めることが決まった。松坂は東大卒の文科省エリート官僚だったが、権力に浸食された日本の教育をぶっ壊そうと高校3年生の担任として教壇に立つ〝官僚教師〟を演じる。教育のあるべき姿を描く大逆転教育再生ストーリーは、これまでにない新たな学園ドラマとなりそうだ。 09年のデビュー以降、多くの映画、ドラマで活躍、数々の賞に輝き、話題となった日曜劇場「VIVANT」(23年)では「別班」の一員という印象的な役を演じたが、日曜劇場主演は初めて。今回完全オリジナルストーリーの脚本を担当するのは松坂が日本アカデミー賞主演男優賞を獲得した映画「新聞記者」(19年)も手掛けた詩森ろばさん。詩森さんとともに「VIVANT」などを担当した飯田和孝プロデューサーも加わり、新たな学園ドラマでタッグを組む。 物語は、文科省のエリート官僚・御上(みかみ)孝は日本の教育を変えてやろうと志し、官僚になったが、現実の教育改革は名ばかり、教育現場は大人の権力争いの道具になっていることに気付く。そんな中、新設された官僚派遣制度で御上は私立高校へ出向が命じられ、「ならば制度の内部からぶっ壊せばいい」と高校生を導きながら権力に立ち向かっていく。 官僚教師という役柄に松坂は「今時代の流れとともに学校だったり、教育の抱えている問題は大きく変化していっていると思います。『御上先生』は、学校で起きるひとつひとつの問題が社会全体の問題につながっているということを強く打ち出しているドラマです。起きたことにちゃんと向き合い、切り取り、伝えていこうとする、そんな挑戦する姿勢に僕は強くひかれました」とコメントした。 さらに「誰か1人が解決していくのではなく、みんなで向き合い、考えていく。このドラマを見て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら、幸いです」と重ね、脚本の詩森さんには「詩森さんとは『新聞記者』以来です。あの作品によって、僕自身大きな刺激を受けました。詩森さんの脚本の展開は非常に攻めてい、読んでいて引き込まれます」と語った。 飯田プロデューサーは「詩森さんと企画を考え始めたのが20年、コロナ禍。この5年で若い世代の躍進はすさまじいものがあります。しかしながら大人はそれを受け入れていない? 見ようとしていない? 保身のため? そんな思いがわき上がってきました。大人たちは何か居心地の良い場所に安住しようとしているのではと感じました。御上先生に、そんな社会に一石を投じてほしいという願いを込めて制作しています」と意気込みをコメントした。
中日スポーツ