増え続ける迷惑電話に有効 iPhone「ライブ留守番電話」とPixel「通話スクリーニング機能」の使い方
Pixelの「通話スクリーニング機能」
Pixelスマートフォンで利用できる通話スクリーニング機能は、留守番電話とは異なり、Googleアシスタントが代わりに音声で応答してくれるというものです。 デフォルトで有効になっている、というよりも無効にする方法はありませんが、Pixelにインストールされている電話アプリの「設定」→「通話スクリーニング」→「音声」から、応答するGoogleアシスタントの音声を変更できます。「音声1」は女性っぽい声、「音声2」は男性っぽい声となっています。 着信があった場合、画面上に表示される「通話スクリーニング」をタップすると、通話スクリーニングが開始されます。米国では自動的にスクリーニングが開始できますが、日本ではまだ提供されていません。 代わりに応答してくれるといっても、Google アシスタントが自由に会話を行うわけではなく、最初のメッセージ以外は、ユーザーが画面に表示される選択肢を選んでいく形です。相手には、選択したメッセージに応じた音声が流れます。 メッセージとしては、以下のようなものが用意されています。 ・[ご用件をどうぞ] →「詳しいご用件をお話しください」 ・[着信相手の名前を確認] →「確認のため、もう一度お名前をお聞かせください」 ・[内容をよく理解できませんでした] →「うまく聞き取れませんでした。もう一度お話しください」 ・[急ぎの用件か確認] →「お急ぎのご用件ですか?」 ・[後ほどおかけ直しください] →「ただいま電話に出ることができません。しばらくしてからおかけ直しください。お電話ありがとうございました」 ・[後ほど折り返す] →「ただいま電話に出ることができません。後ほどこちらからご連絡いたします。お電話ありがとうございました」 ・[電話番号をお間違えのようです] →「電話番号をお間違えのようです。お電話ありがとうございました」 ・[スパムとして報告]→「この電話番号を連絡先リストから削除してください。お電話ありがとうございました」 相手が迷惑電話だと分かれば、いちいちメッセージを選択せずにそのまま電話を切ることも可能です。 なお、通話スクリーニングで対応中は、相手の声は聞こえませんが、会話内容は画面上にリアルタイムで表示されます。また、通話スクリーニングの内容は、電話アプリの履歴から確認可能です。 留守番電話ではないので、ユーザーによるリアルタイムな対応が必要です。会議中など電話に出られないタイミングで電話がかかってきたときに、相手が知り合いなら着信拒否をして、すぐにメッセージで連絡をする、といったことをしたことがある人もいると思いますが、それをもっとスマートに行うイメージです。 Pixelの通話スクリーニングは、知らない番号からかかってきた場合などには非常に有効ではないかと思います。相手の声を聞く必要がないというのも精神的には楽でしょう。これらの機能をうまく活用して、不要な電話ストレスから解放されましょう。
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