「スポーツマンシップに反する最低行為」森保ジャパンが敵地でのレーザーポインターの妨害行為を乗り越えてバーレーンに5-0圧勝もSNSは怒りの声で荒れる
中国に7-0で圧勝した初戦で、上田と小川航基(27、NECナイメヘン)の1トップ陣にゴールはなかった。引き続き[3-4-2-1]システムで臨んでいるなかで、サイドバックタイプではなくアタッカーが配置されている左右のウイングバック、2人のシャドーを中心に、厚みのある波状攻撃が展開されている。 敵地へ移動し、第1戦から中4日で臨んだバーレーン戦の先発メンバーで変更されたのは、中国戦でフル出場したシャドーの久保建英(23、レアル・ソシエダ)が鎌田に代わっただけ。特に攻撃陣において、結果を残さなければ先発を射止められないチーム内競争の激しさは、試合後に鎌田が残した言葉が物語っている。 「この2試合を見たらわかる通り、僕たちはいま、本当にいい選手がそろっているし、常にギラギラした選手が大勢いる。ポジション争いがかなり激しいものになっているし、一人ひとりすごいモチベーションでプレーできていると思う」 もともと高い集中力が、さらに研ぎ澄まされている状況において、レーザーポインターに代表される妨害行為など通用しない。守田が3点目を決めたあたりから帰路につくサポーターの姿が目立ちはじめ、後半19分の守田のこの試合2点目をへて、上田に代わった小川も続いた同36分には、バックスタンドはガラガラになっていた。 もちろん圧勝したからといって、光が直接目に入れば頭痛や、あるいは網膜損傷などの症状が出るおそれがあるレーザーポインターが許されるわけがない。 日本時間深夜のX(旧ツイッター)には「レーザーポインター」がトレンド入りし、配信を視聴していたファン・サポーターからこんな投稿が相次いでいる。 「相変わらずの中東。こんな事だから増々信用を失う」 「顔に当てるレーザーポインターは日本サッカー協会は抗議を入れて欲しいな」 「レーザーポインターなんて使ってる奴が隣にいれば判るだろうに止める事すら出来ないのか。恥になるだけだろうに」 「嫌がらせされてます上田、じゃねえよ。合法なのか、レーザーポインターの集中砲火。中東なら何でもありかよ。ツネ、出番だぞ」 「レーザーポインターによるPK妨害とかスポーツマンシップに反する最低の行為であって、アウェーの洗礼とか表現するのやめてくれませんかね」 合計で12得点、無失点と最高の連勝スタートを切った日本は、6カ国で構成されるグループCの単独首位に立ち、来たる10月シリーズでは勝ち点2差で2位につけるサウジアラビア、W杯常連の豪州との連戦に臨む。 特に前半戦のヤマ場になる前者は敵地ジッダでの開催。レーザー照射を含めた選手たちの健康に害を及ぼすおそれのある妨害行為の再発を避けるためにも日本サッカー協会(JFA)には今回の一件を受けて毅然とした対応が求められる。