婚活中のアラフォー男性「やっぱり若い20代の女性の方が良いんでしょうか?」その回答は……
普通とか誰でもという人ほど実は面倒くさい
私がハイスペ狸さんの相談文を読んでいて、一番これが上手くいかない原因だなと思ったのは「自分の理想が高いとも思えず、ただ普通の人と付き合いたいだけなのですが」という一文です。本当に失礼を承知で言うと、経験上、こういう人ほど自分の中に明確にされていないキビシイ条件を持っているケースが多いのです。 私の周りにも「良さそうな人がいたら、誰でも良いから紹介してください」と言う割に、いざ紹介をすると、あれこれ理由をつけて断ってくる人が多いのです。「普通」とはとても抽象的な概念です。そして抽象的なままにしているからこそ、これだと言う人が見つからないのだと思います。
解像度を上げて
恋愛だけでなく、人生全般に言えることだと思いますが、いわゆる解像度を上げるとか、プロセスや目的を明確にするということをしない限り、問題は解決しません。出会いを重ねながら、自分の心と対話して、「普通」の解像度を上げて、どのような人に会いたいのかを明快にすることで、自分の望んでいる人と出会えるチャンスは高まります。 ハイスペック狸さんは自分で「ハイスペ(ハイスペック)」と名乗るくらいなのだから、ご優秀で仕事もできるのでしょう。仕事でも相手に伝える時などに解像度を上げて、伝えたいことを明確にした方が伝わりますよね。それと同じです。そういった意味ではまず、婚活アプリのプロフィール欄に一般ウケを狙わずに、正直に自分と向き合いながら書いてみましょう。結婚相談所やお見合いなどを利用する場合にも、釣書やプロフィールに望んでいることを正直に申告するということが役に立つかもしれません。 私の周りにいる「そこそこイケているのになんで恋人がいない?とか結婚していない?という人」に多いのが、虚栄心のために一般的なウケ(普通)を意識し過ぎ、良い子を演じなければいけない反動で、人付き合いが面倒くさくなり、気が付くと適齢期も過ぎているパターンです。 虚栄心は社会生活上ある程度は必要ですが、虚栄心だけでは幸せになれません。上手く自分の本心や欲望とバランスを取ることも大切です。ハイスぺ狸さんも自分に正直に向き合い、楽しみながら欲しいものをハッキリさせていってください。素敵なパートナーと出会える日が来ることを祈っております。