北陸新幹線、線路に客降車 異音で停車中、8キロ先で保護 一時運転見合わせ
●運転一時見合わせ 25日午後6時19分ごろ、北陸新幹線東京発敦賀行きの「かがやき511号」が糸魚川―黒部宇奈月温泉駅間を走行中、運転士が異音に気付き、朝日町内で緊急停車した。運転士が原因を確認中、男性客1人が新幹線から線路に降りたため、長野―富山間で運転を見合わせた。 JR西日本によると、新幹線は黒部宇奈月温泉駅から糸魚川方向に9キロの地点で停車。男性は非常用ドアコックを操作して外に出たという。JRが富山県警と協力して男性を探したところ、約1時間50分後、停車位置から約8キロ先の黒部市内の新幹線線路上で見つかり、保護した。かがやき511号には約330人が乗車していた。 車両の点検を終え、午後8時49分に運転を再開。この影響で上下線計12本に最大2時間39分の遅れが生じ、約6千人に影響した。