Google 広告の日予算はいくらが適正? スプレッドシートとスクリプトで簡単に自動で計算・変更する方法
データ取得範囲は「getRange(開始行, 開始列, 行数, 列数)」と表すことができ、開始の行列とそれを起点とした範囲を指定します。今回は「getRange(7, 2, lastRow-6, 9)」と記述していますので、下図のような指定をしています。
次の「(3)シートからキャンペーン名と日予算を取得」では、取得した範囲の中で特定の要素を指定してデータを取得している。 for (let i = 0; i < lastRow-6; i++) { var campaignName = range[i][2]; var amount = range[i][7]; ここで使用している「range」では、「getRange」で取得した範囲の中で、さらに特定の要素を指定します。表記は「range[縦方向の位置][横方向の位置]」です。注意点として、位置を指定する際の値が0から始まることが挙げられます。今回は、以下のような記述で指定しています。
・range[0][2]…キャンペーン名 ・range[0][7]…適正日予算
「getRange」や「range」の処理を理解することで、「当月予算進捗」シートに行や列の追加した場合でも、スクリプトを柔軟に変更できるようになったのではないでしょうか。なお、本スクリプトでは1キャンペーンのみの変更を行っていますが、8行目以降にキャンペーンを追加した場合は複数キャンペーンの日予算変更にも対応できます。
まとめ
日予算変更は広告の配信ペースを決定する広告運用における重要な作業の一つです。重要である一方で、適正日予算を算出できれば自動化できる作業でもあります。予算変更が頻繁に行われる場合、スピーディーに日予算を調整することが求められますが、それを手助けしてくれるのが広告スクリプトです。 広告運用は作業が膨大ですが、Google 広告スクリプトを活用することで作業効率を改善していきたいですね。