バスキアの限定ボトルも!自然と時間が育む美しき迷宮「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2015」の魅力に迫る
バスキアとペリニヨン修道士に共通するキーワードとは
この秋、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ2015 トリビュート・トゥ・バスキア コレクション」を数量限定コレクションとしてリリースした。ジャン=ミシェル・バスキアは1980年代にニューヨークでアンディ・ウォーホルに見いだされ、一世を風靡して夭逝した伝説のアーティスト。だが、なぜいま、バスキアなのか。シャプロンは明快に答えてくれた。 「アサンブラージュです。彼が描いたのはポップな王冠や盾。彼の作品は、それらをコラージュしたもので、ペリニヨン修道士の精神と思いに共通しているのです」 盾はドン ペリニヨンの聖地であるオーヴィレールを守る愛のシンボル。つまり、ラベルに施されているのは、バスキアとペリニヨン修道士の精神の邂逅なのだ。 インタビューの中で、シャプロンは「ワイン造りにおいて時間はレイヤー(層)をなすのに必須の要素だと語っていた。「熟成」はもちろんながら、それだけではなく、過ぎゆく時間の中で毎年変化する自然からのサインを受け止めることや、過去に学んで新しい世界を構築することが、さまざまな事象に厚みをもたらすと考える。おそらくは、バスキア・トリビュートも、過去から未来へと流れる時間の中で、シャプロン氏が受け止めたサインなのだろう。 最後に、シャプロンに「ペリニヨン修道士はあなたの守護天使では?」と尋ねると、こう答えた。 「そうならうれしいですね。ペリニヨン修道士が洗礼を受けたのは1月5日だったそうです。ちなみに、私の誕生日は1月6日。これも何かのサインかもしれません」 ドン ペリニヨン
文:安齋喜美子