台湾・屏東と鹿児島の高校生が交流、熱帯農業博覧会で「おはら祭」披露
(屏東中央社)鹿児島県の高校生12人が1日、南部・屏東県内の高校を訪問した。生徒たちは原住民(先住民)の文化を体験したり、鹿児島で有名な「おはら祭」の踊りを台湾の高校生らに教えたりして交流した。台日双方の高校生らは2、3両日、屏東で開催中の熱帯農業博覧会でパフォーマンスする。 訪問は、鹿児島県と屏東県が今年1月に交流協定(MOU)を締結したことを受け実現した。今回は鹿児島県内4校から各3人の生徒が代表して参加している。 生徒らは、同県の来義高校を訪問。原住民の農作や革の民芸品、機織り技術について学んだり、台湾原住民族パイワン族伝統の踊りに挑戦したりした。また来義高校の生徒に「おはら祭」の踊りを教えるなどして友好を深めた。 引率の教諭は、鹿児島と台湾は飛行機で2時間の距離にありながら、異文化体験ができるとし、生徒たちにとって非常にいいことだと話した。 生徒は博覧会への出演の他、日本統治時代に完成した地下ダムの二峰圳などを見学したり、夜市を観光したりする予定だという。 (李卉婷/編集:中村充孝)