「そんな経歴あり得るの?」集団面接で一緒になった女子学生の発言に唖然…就活早期化で広がる大学生の意識格差、“中途半端になる大学生活”に嘆きも
就活を終えた4年生がみっちり就活対策をするゼミも
大学の「ゼミ」といえば少人数で専門分野をより深く探求するはずの場だが、もはや就活対策を行なうケースもあるという。現在、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の3年生だという優希さんが明かす。 「私のゼミの3年後期は勉強じゃなくて、就活対策に充てるんです。就活を終えた4年生が3年生のES(エントリーシート)添削や面接対策をマンツーマンでしてくれます。毎週の課題は、指摘されたところを直してくること。ゼミといえど研究的な時間はまったくないし、むしろ就活対策狙いでゼミに入る子もいるくらい。早くから就活に向けた準備をするから、ゼミの先輩たちの就職実績も高いんです」 大学の存在意義である教育や研究から逸脱しているという観点では否定的な意見もありそうだが、優希さんは「大学生活は、長い就活期間みたいなものなのかな、と思うようになりましたね。キャリア支援が充実している大学は、“学生フレンドリー”と肯定的な声もあるぐらいです」と話した。 就活が早期化する中で、大学や大学生も戸惑いながら様々な対応を取り続けている状況がある。 ■前編記事:【意識高い就活生のリアル】2年生から「選抜コミュニティ」に参加した東大生の思い 30万円のコースでも「志望する戦略コンサルに入れれば安いぐらい」