愛子さまはなぜ、能登半島地震の被災地でテニス大会に立ち寄る予定だったのか 「天皇の娘」は、まだ皇室が足を運んでいない土地へ
愛子さまの訪問は、この豪雨災害を受けて中止になった。 しかし、テニス大会は予定通り開催された。 会場ではアンバサダーの南野陽子さんと佐藤さんのトークショーや、被災者を励ますためのチャリティーイベント「七尾の夕べ」が開かれた。大会の参加選手は被災した人たちと一緒になり、『上を向いて歩こう』を一緒に歌ったという。 天皇陛下や皇族方が被災地に足を運び、被災者の言葉に耳を傾けてくれる。今回は愛子さまの訪問はならなかったが、「お出まし」になるというだけでも、被害に遭った人たちや復興に向けて頑張っている人たちの力になると、佐藤さんは感じている。 和倉温泉に21軒あった旅館のなかで、営業を再開したのはまだ4軒にとどまっている。以前のような姿を取り戻すまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。 「愛子さまが近いうちに、能登地域に足を運んでくださる機会があれば嬉しい。地元のひとたちも、きっと励まされると思います」(佐藤さん) (AERA dot.編集部・永井貴子)
永井貴子