ホンダ「レブル1100」シリーズの2025年モデルが海外で登場! 新グレード“SE”もラインナップ
スタンダード、Tに続き、新たに“SE”が登場! エンジン、装備、ディメンションにまで手が入った2025年モデル
ホンダは2024年10月23日に欧州と北米で「レブル1100」シリーズの2025年モデルを発表した。新たなモデルとして“レブル1100SE”も登場している。ここでは欧州版となる「CMX1100レブル」シリーズを中心に紹介する。 【写真はこちら】“レブル1100 Sエディション”になるか!? 欧州仕様「CMX1100SEレブル」の全体・走行シーン、カラーは2色(12枚) 2021年に国内販売が開始されたホンダ「レブル1100」。レブルファミリーのフラッグシップモデルとして、堂々たる存在感を放っている。CRF1100Lアフリカツイン系の水冷SOHC4バルブ2気筒エンジンを搭載し、長距離のクルージングを快適に楽しめるよう設計された。 2023年2月には、大型フロントカウルとサドルバッグを標準装備した「レブル1100T」もリリースされた。スタンダード・TともにMT仕様車とDCT仕様車が用意されている。 海外で発表された2025年モデルは、それらに加え、“SE”が新たにラインナップ。レブル1100をベースに、バーエンドミラー、ヘッドライトカウル、ショートフロントフェンダー、フォークブーツなどを標準装備している。ダイヤモンドステッチを採用したシートも備わり、国内モデル「レブル250 Sエディション」のスタイルと通ずる仕上がりだ。 そのため国内では、レブル1100SEではなくファミリーモデルの名称に合わせて、“レブル1100 Sエディション”の名で登場するかもしれない。なお、このSEだけはDCT仕様車のみの設定となっている。 2025年モデルでは、エンジンに手が加えられた。諸元の数値に表れているのは圧縮比で、これまでの10.1:1から10.5:1に変更されている。ピークパワーを損なうことなく、低中速域のトルクを大幅に向上したという。同時に欧州の排出ガス規制ユーロ5+に対応した。DCTやトラクションコントロールもブラッシュアップされている。 ライディングポジションは、よりリラックスできるように変更された。ハンドルバーを手前かつ上方に移動し、ステップ位置は前気味に移されている。さらにシートの厚みを10mmアップし、クッション性を向上。それに伴い、シート高は従来の700mmから710mmに変わっている。 メーターは従来の丸形LCDタイプから、新たに5インチのTFTディスプレイにバージョンアップ。スマートフォンとの連携機能「Honda RoadSync」も備えている。操作は新たに備わった十字キータイプのスイッチで行なう。メーターが大型化されたことにあわせて、スタンダードモデルのメーターバイザーは新デザインのものになった。また、USBタイプCソケットがシート下からメーターの左側に移されている。 北米では2024年12月から販売されることが発表されている。
webオートバイ編集部