千葉敬愛、土壇場で追いつき延長戦の末に土気を下す
第103回全国高校サッカー選手権千葉予選の決勝トーナメント1回戦が10月5日に行われ、千葉敬愛が土気を延長戦の末に2-1で下し2回戦進出を決めた。 【フォトギャラリー】土気 vs 千葉敬愛 互角の展開の中、最初にチャンスを作ったのは土気。11分、FW9長尾翔馬(3年)がDFの背後のボールに追いついてシュートを放つもボールはGKの正面。千葉敬愛も27分、FW10大川集(3年)がクロスからのこぼれ球を拾い、豪快なミドルシュートを放つも惜しくもゴールポストを逸れる。両者、激しい球際とスリッピーなピッチコンディションに苦しみ、前半を0-0で折り返す。 均衡を破ったのは65分の士気だった。MF7小林蓮海(3年)がドリブルでPA内に進入してシュート。相手DFに当たって浮いたボールを思い切りMF7小林がダイレクトでゴールネットに突き刺した。しかし、後半終盤から攻勢を強めて反撃に出る千葉敬愛が土壇場で試合を振り出しに戻す。80+3分、CKの折り返しをMF6瀬戸奏太(3年)が押し込み、千葉敬愛が延長戦に持ち込んだ。 千葉敬愛は、同点に追いついた勢いそのままに、延長前半10分についに試合をひっくり返す。左サイドから大きくサイドチェンジしたボールがFW10大川の元へ。大川がトラップからのドリブルでシュートコースを作ると、狙い澄ましたシュートをゴールネットに突き刺した。 以降はスコアは動かず、土壇場で追いついた千葉敬愛が延長戦の末に2-1で勝利を収め2回戦に駒を進めた。 (文・写真=田原豊)