U-17女子W杯で優勝 北朝鮮“最強”の理由は「密室モデル」「朝7時練習」と中国分析
サッカーのU―17女子W杯(ドミニカ共和国)決勝でスペインを下し、3度目の優勝を飾った北朝鮮の強さの謎を中国メディアが分析した。 【写真】北朝鮮の美女ぞろい応援団 北朝鮮は決勝で1―1でPK戦に突入。4―3でスペインを退けた。北朝鮮は8~9月のU―20W杯(コロンビア)でも決勝で日本を下し優勝。若い世代が2つのタイトルを手にした。 この躍進について、中国メディア「魯中晨報」は強さを分析。 「北朝鮮は『密室モデル』で、本格的なプロリーグも帰化選手も、いわゆる海外選手も存在しない。プロサッカーの発展という観点から見ると、やや後進的である。彼らは質の高いトレーニングに依存していることを認めなければならず、その強い意志は他のどの国にも劣らないサッカーの強さを示している」と練習の質と精神力と高さを指摘。 さらに、2014年に中国国内で行われた国際大会での一幕を紹介した。「北朝鮮女子は毎日7時に朝練習を開始したが、他のほとんどのチームはまだ起きてもいなかった。練習時間も他のチームより長かった。当時、北朝鮮サッカー協会副秘書長のウ・ギルナム氏はインタビューで『私たちに秘密はない。とにかく練習するだけだ』と語った。北朝鮮女子は長年の厳しい練習を経て、この一連の大会で体力、優れた精神力、粘り強い戦い方、勝利への強い信念、効率的な戦術体系を証明し、世界のサッカー界に衝撃を与えた」と説明。他国と交流を持たずとも練習量の多さが群を抜いていることを指摘した。 〝鎖国〟でも強い北朝鮮女子が今後も脅威となりそうだ。
東スポWEB