王女、米霊媒師と結婚式 ノルウェー、批判も
【ロンドン共同】ノルウェーのマッタ・ルイーセ王女(52)が8月31日、米国人の自称霊媒師デュレク・ベレット氏(49)と結婚式を挙げた。地元メディアなどが報じた。ベレット氏は自身が「6代目シャーマン」で精霊から力を授かっているとしており、ノルウェー国民から「おかしなことを言う人物」との批判も出ている。 【写真】「新入生は入信させやすい」カルトに狙われ続けるキャンパス、大学が対応に苦慮する事情
王女は国王ハラルド5世の長女で、王位継承順位4位。2017年に離婚した前夫との間に娘が3人いる。22年6月にベレット氏と婚約し、同年11月に王室が王女の公務離脱を発表した。 ベレット氏は精霊や先祖から学んだとされる力を授ける「シャーマンスクール」を運営。新型コロナウイルスの予防効果があるとするメダルを販売していた。王女も天使と会話ができると主張し、独自の医療関連ビジネスや「奇跡の起こし方」についての学校運営に力を入れてきた。 結婚式はノルウェー西部ガイランゲルで行われ、複数のスウェーデン王室メンバーや米国のモデルらが出席。夫妻は取材を英雑誌などに限定し、出席者に写真撮影や式に関する情報の交流サイト(SNS)への投稿を控えるよう求めた。