「いまやアジアの二流から三流に成り下がった」

アジアカップは無念の早期敗退。悩める中国代表はＷ杯予選でリベジを果たせるのか。(C)REUTERS/AFLO

　中国サッカー界の嘆き節が止まらない。 　現地１月25日、カタールで開催中のアジアカップ2023はグループステージの全日程が終了。日本、韓国、カタール、イラン、サウジアラビア、オーストラリアなど強豪国が軒並みベスト16行きを決め、インドネシアやタジキスタン、パレスチナらフレッシュな顔ぶれもノックアウトラウンドに名乗りを上げた。 【画像】アジアカップ2023のベスト16が確定！ トーナメント表と対戦カードを総チェック！ 　そんななか、苦虫を噛んでいるのが中国代表だ。グループＡでカタール、レバノン、タジキスタンと同居するも、結果は０勝２分け１敗で勝点はわずか２で、ひとつの得点も挙げることができなかった。13年ぶりでグループステージ敗退の憂き目に遭い、当然チームやアレクサンドル・ヤンコビッチ監督への風当たりが強くなっている。 　そしてグループステージが終わって、新たに不名誉な記録が伝えられた。中国はグループＡ３位で大会を去ったが、同じ３位に入った全６チームの中で最下位の成績に甘んじたのだ。つまり出場24チーム中18位という結果。ポータルメディア『捜狐体育』によると「これは中国代表のアジアカップの歴史において最低の結果であり、またしても史上最悪を更新した」と伝えている。 　 　さらに同メディアは「いまや中国サッカーはアジアの二流から三流に成り下がった。FIFAランキングは79位だが、マレーシアやタジキスタンなど100位以下ながら躍動したチームがどれだけあっただろうか。時代の潮流から取り残されてしまった」と論じ、「順位は18位だが、今大会でひとつもゴールを決めていないのはわずか２チームだけだ。インドと中国のみである！」と吐き捨てた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部