<山谷花純>「どれだけの方が気付いているんだろう?」 「海のはじまり」夏美先生の“秘密” 17年目突入の芸能生活、続けてきたのは「意地です笑」
ドラマウォッチャーなら、今年この名前を見ないクールはなかっただろう。放送中のフジテレビ系“月9”ドラマ「海のはじまり」(月曜午後9時)をはじめ、今年4本の連ドラに出演している俳優の山谷花純さん。山谷さんに、「海のはじまり」で演じる“夏美先生”こと乃木夏美のことや、17年目に突入した芸能活動について話を聞いた。 【写真特集】夏美先生と雰囲気ガラリ! 山谷花純、クールビューティーな撮り下ろしショット
◇「目黒さんと夏さんがリンクしているなと感じました」
「海のはじまり」で演じる夏美は、主人公・月岡夏(目黒蓮さん)の娘である海(泉谷星奈ちゃん)の担任教師。教師役には感慨深いものがあった。
「私のデビュー作品が16年前の月9の『CHANGE』だったのですが、その時は、木村拓哉さん演じる小学校の先生の生徒の一人を演じていたんです。なので、同じ月9で、今度は自分が担任の先生として戻ってこられたのはうれしかったですし、知らないうちに大人になっていたんだなぁと。長い間この仕事を続けてきたんだと改めて実感しました」
今作のプロデューサーである村瀬健さんのドラマに出演するのは「silent」(フジテレビ系、2022年)、「いちばんすきな花」(同、2023年)に続き3作目。「20代前半に映画『とんかつDJアゲ太郎』で村瀬さんと知り合ってから、自分の大切なターニングポイントでご一緒させていただいています」と語る。
夏美を演じるにあたり、村瀬さんからは「一見ドライに見えるけど、一人一人に愛情を持って接している、誰にでも分け隔てなく向き合う先生でいてほしい」とリクエストされた。SNSでは視聴者からも「いい先生」「こんな先生に会えた海は幸せ者」といった声が上がるが、第6話(8月5日放送)では、そんな夏美と、海の父・夏が初めて会話するシーンが描かれた。
「夏美は、(古川琴音さん演じる海の母)水季さんが病気で亡くなる前に、病気のこととかを聞いていて……。夏美だけが抱えていた心配を、視聴者の皆さんに感じてもらえていたらいいなと、演じました。古川さんとは実際の共演シーンはなかったのですが、こんな会話をしたんじゃないかとか想像しながら撮影に臨みました」