<山谷花純>「どれだけの方が気付いているんだろう?」 「海のはじまり」夏美先生の“秘密” 17年目突入の芸能生活、続けてきたのは「意地です笑」
主演の目黒さんとは、会話のシーンで初共演した。印象的な出来事があったという。
「目黒さんが、星奈ちゃんと2人でこういうことがあったんです、とお話をしてくれたのですが、すごくうれしそうな表情が夏さんとリンクしていると感じました。それと、目黒さんと星奈ちゃんが2人で校門の前で立っているシーンを見たときは、客観的に可愛いなって思いました(笑い)!」
“夏”と“夏美”の名前が似ていることが、視聴者の間で話題となっているが、本人に理由を聞いてみた。
「実は村瀬さんのドラマには、『silent』も『いちばんすきな花』も“乃木夏美”という役名で出演させていただいているんです(笑い)。それぞれまったく違う人物ですが、村瀬さんと(脚本の)生方美久さんが遊び心を持って取り入れてくださっていて。なので3年間“乃木夏美”なんです(笑い)。どれだけの方が気付いているんだろう? なかなかないことをやらせてもらっているので、うれしいですね」
◇芸能活動「引き返せなくなりました」
2008年に芸能活動を始め、今年で17年目に入った。芸能界に入った理由は「テレビの仕組みを知りたかったから」。
「テレビが好きだったのですが、どうやって作られているのか全く知らなくて、小学生のころは全て生放送だと思っていました(笑い)。テレビの制作過程を知りたくて、単純に小学校の担任の先生にテレビに出たい!と言ったら、今の事務所のオーディションを教えていただいて、この仕事を始めました。周りからも珍しいとよく言われるのですが、モデルや女優になりたい!と思って入ったわけではないんです」
そんな経緯もあってか、これまで何度も「自分はこの仕事に向いていない、辞めたい」と思うことがあったという。現在も続けているモチベーションは何なのか。
「“意地”ですね(笑い)。もうここまで来たら引き返せない!という意地です。ありがたいことに、もうこれが叶(かな)わなかったら辞めようと思ったタイミングで、大河ドラマや、ずっと出たかった美容誌に登場することができたり、ゴールデン・プライム帯の出演作が増えていったりと、夢を叶えることができ、引き返せなくなりました。多分これからも、自分に合っているのかな?と自問しながら続けていくと思います」