カサキナがシニアコバに逆転勝利で初戦突破、ジェン・チンウェンの欠場でラッキールーザーが予選勝者を上回る7人の異常事態に [寧波オープン／テニス]

写真はチャイナ・オープン（中国・北京）でのダリア・カサキナ（ロシア）（Getty Images）

　WTAツアー公式戦「寧波オープン」（WTA500／中国・浙江省寧波／10月14～20日／賞金総額92万2573ドル／ハードコート）の女子シングルス2回戦で、第5シードのダリア・カサキナ（ロシア）がカテリーナ・シニアコバ（チェコ）に1-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめてベスト8に進出した。 ～寧波オープンで初戦を突破した第5シードのカサキナ選手～ 　上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、第1シードのジャスミン・パオリーニ（イタリア）と第3シードのエマ・ナバーロ（アメリカ）が出場を取り消したためカサキナはこの試合が初戦だった。 　1ゲームしか取れずに第1セットを落としたカサキナはワンブレーク差で第2セットを取り返し、第3セット0-2から最後の6ゲームを連取して2時間5分で試合を締めくくった。 　カサキナは次のラウンドで、ラッキールーザー（予選で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）のエラ・ザイデル（ドイツ）を6-4 6-4で破って勝ち上がったユリア・プティンセバ（カザフスタン）と対戦する。 　そのほかの試合では第8シードのパウラ・バドーサ（スペイン）とミルラ・アンドレエワ（ロシア）が8強入りを決め、カロリーナ・ムチョバ（チェコ）とユアン・ユエ（中国）は2回戦に駒を進めた。 　同日には第1シードで出場予定だったジェン・チンウェン（中国）が健康上の理由で欠場を発表したため予選1回戦で敗れていたジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）が予選勝者よりも多い7人目のラッキールーザーとして本戦に繰り上がり、2回戦でムチョバと対決することになった。