ロッテ美馬、71%ダウンの4000万円でサイン 一時クビ覚悟も「また野球と向き合える」
ロッテの美馬学投手(38)が2日、ZOZOマリン内で契約更改を行い、減額制限(1億円以上は40%)を大幅に超える71%ダウンの年俸4000万円で合意した。 過去2桁勝利3度の38歳右腕も、今季は右膝じん帯を痛めるなど故障続きで3試合で0勝2敗、防御率7・43に終わった。 「本当に正直クビだと思っていた。もしかしたらというか、確実くらいの気持ちだった」。だから減俸を受け入れるというより、再びマウンドに立てることがうれしかった。 「本当にチャンスをもらったし、助けてもらったという気持ちです。結局は野球が大好きなので、またやれるというのは前向きになれたというか、野球と向き合えるようになりました」 今季は3試合登板ににとどまり0勝2敗、防御率7・43に終わった。8月に右膝を痛め、さらに歯車が狂い出す。結局、13年連続勝利も途切れ、14年目にして初の未勝利に終わった。「ずっとやってきたことなので途切らせたくない。けがをしている状態でも投げたりして休む勇気がなかった。それが焦りになったのかな」 現在はブルペン投球を始められるほど回復。「(前は)傾斜が怖くなるくらいに痛くて…。それが怖さも取れて普通にやれるようになってきた」。 15年目となる来季へ「本当にチャンスをもらえたので、来年はしっかりやり尽くして、チームに貢献できたらいいなと思います」と雪辱を期す。