【詳報】山陽女子ロード ハーフはアキドルが3連覇 10キロは川村V
第43回山陽女子ロードレース大会(岡山県、岡山市、山陽新聞社など主催、特別協賛・大王製紙エリエール)は15日、岡山市のシティライトスタジアムを発着点に「有森裕子杯」ハーフマラソンと「人見絹枝杯」10キロが行われ、実業団の有力選手ら国内外の計192人が師走の岡山路を疾走した。 77人が出場したハーフは13キロ付近で独走態勢を築いたマーガレット・アキドル(コモディイイダ)が1時間7分45秒の大会新記録で史上初の3連覇を飾った。1時間8分21秒の岡山県新記録をマークした吉薗栞(天満屋)が2位、4秒差の3位に伊沢菜々花(スターツ)が続き、過去3年外国人が独占していた表彰台に立った。 日本陸連登録の115人で争った10キロは川村楓(岩谷産業)が32分16秒で制し、日本勢15年ぶりの戴冠を果たした。2位にチェムタイ・デボラ(ユニバーサルエンターテインメント)、3位に逸見亜優(豊田自動織機)が入った。 冬晴れの下、選手たちは世界陸連公認コースを舞台に白熱のレースを展開。沿道には大勢の市民が繰り出し、盛んな声援で力走を後押しした。 表彰式では、岡山市出身で五輪女子マラソン連続メダリストの有森裕子さんと大会会長の松田正己山陽新聞社社長が優勝者にそれぞれ有森杯、人見杯を贈り、栄誉をたたえた。