静岡のオクシズ特産「清沢レモン」色鮮やか 集荷作業始まる
静岡市葵区清沢地区で21日、同地区特産「清沢レモン」の集荷が始まった。作業は来年1月11日にも行われる。 集荷場となった同区相俣の「きよさわ里の駅」では、30軒の生産者から約2・2トンのレモンが運び込まれた。果実の大きさや色、傷の有無などで3段階の等級分けを行った後、地元のNPO法人「フロンティア清沢」が買い取った。 集荷を担当した同法人清沢レモン部の宮本佐知子部長(52)は「良い果実がたくさん集まった。自信を持って出荷できる」と太鼓判を押した。味については「清沢レモンらしい爽やかな酸味が口に広がり、すごくおいしかった」と笑顔で語った。 同地区のレモン栽培は、獣害や耕作放棄地対策の一環で13年前に始まった。今期は3・5トン以上の集荷を見込んでいる。集められたレモンは、調味料「清沢式ぶっかけレモン」に加工するほか、市内の洋菓子店や飲食店などへ出荷する。
静岡新聞社