絶対に、落ちるわけにはいかない…現役の理系大学院生が挑んだ「超理系の試験」の結果
元素記号に刻まれる偉人たちの足跡
そうです、現代の科学を形成してきた偉人たちが由来になっています。 Cm(キュリウム):キュリー夫妻 Es(アインスタイニウム):アルベルト・アインシュタイン Fm(フェルミウム):エンリコ・フェルミ Md(メンデレビウム):ドミトリ・メンデレーエフ No(ノーベリウム):アルフレッド・ノーベル まだまだあるのでここでは全て列挙できませんが、後半の原子番号では偉人の名前が由来になっているものが多くあります。現代の科学の基盤になっている「周期表」に偉人の名前を残すのは、敬意が感じられて素敵だなと本書を読みながら思っていました。 もっとも、もし自分が新元素の発見者になったら、きっと自分の名前に関連した名称をつけたくなるよな、とも思いますが。ユカニウムとか…… メンデレーエフ先生が19世紀に作り始めた「周期表」は、時代を越えながらその数を増やしていき、化学的性質の情報のみならず「科学の歴史」まで刻まれています。この元素の旅を終えて、周期表が一気に彩られた気がします。 それと同時に、今後どこまで人類は元素の旅を続けるのだろう! 私が生きている間に更新されるかな。 とワクワクしてきました。 玉尾先生のご講演であったように、周期表は現在、原子番号118番までですが、計算化学により172番までは拡張することが可能なのではないかと言われていますから、期待が膨らみます! さて、「周期表」の沼にハマり始めたところで、次は元素検定1級取得を目指して頑張ります! 皆さんも「元素118の新知識」をよんで「周期表」の沼にハマりませんか? 【前編を読む】有機化学を研究する大学院生 ゆかの「元素検定」レポート前編! そもそも元素検定ってなに? あなたの知らない化学の世界をご紹介!
ゆか(有機化学を専攻する大学院生)