【NFL】ペイトリオッツはテキサンズ戦でQBメイを先発起用へ
オフェンスの苦戦はブリセットだけの責任ではない。ブリセットは主に脆弱なオフェンシブラインのせいで、毎週のように厳しい状況にさらされてきた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ブリセットはドロップバックの50%でプレッシャーを受けており(リーグ最多)、2位のウィル・レビス(45.9%)を4ポイント以上上回っているとのこと。
もちろん、メイをテキサンズのディフェンシブエンド(DE)であるダニエル・ハンターやウィリアム・アンダーソンJr.といった危険な相手に直面させることにはリスクが伴う。その一方で、メイをペイトリオッツのフランチャイズQBとして育てる最良の方法は、実際のプレーを通じて経験を積ませることだという考え方もある。
したがって、ペイトリオッツの現在の苦境が変更のタイミングを早めた可能性は高いものの、これは長期的な視点に立った決断でもあるのだ。
今こそメイが大きなポテンシャルを武器にNFLのクオーターバックとして成熟する時だ。そのメイには、トム・ブレイディの退団後に急速に失われてしまった栄光の日々を取り戻すというプレッシャーものしかかってくるだろう。
メイは次の試合でNFLデビューを果たすわけではなく、すでにシーズン第3週に24対3で敗れたニューヨーク・ジェッツ戦のガベージタイムで初出場を果たしている。メイはそこでパス8回中4回成功、22ヤード、キャリー2回で12ヤードを記録したが、その短い出場時間で得られるものはほとんどなかった。
メイが初めて本当の意味で印象を残すのはシーズン第6週になるだろう。
メイはシカゴ・ベアーズのケイレブ・ウィリアムズ(全体1位)、ワシントン・コマンダースのジェイデン・ダニエルズ(2位)、デンバー・ブロンコスのボー・ニックス(12位)に続き、大きな注目を集めた2024年ドラフト1巡目指名QBの中で今季初先発を果たす4人目の選手となる。アトランタ・ファルコンズのマイケル・ペニックスJr.(8位)は依然としてバックアップを務めており、ミネソタ・バイキングスのJ.J.マッカーシー(10位)は膝のケガでシーズン終了となっている。