【NFL】ペイトリオッツはテキサンズ戦でQBメイを先発起用へ
ニューイングランド・ペイトリオッツにドレイク・メイの時代がやってくる。現地8日(火)、2024年NFLドラフト全体3位で指名を受けたメイがジャコビー・ブリセットに代わってペイトリオッツの先発クオーターバック(QB)になると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
22歳のメイは日曜日にヒューストン・テキサンズとの一戦で、ジレット・スタジアムにいるファンの前で先発デビューを果たす。
この夏にブリセットが先発の座を勝ち取って以来、ヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨはブリセットにこだわり続けてきた。しかし、1年目のヘッドコーチは月曜日の時点で変更の兆しを示していたようだ。
チーム公式記録によると、QBの交代について話し合うことになると予想しているかと尋ねられた際に、メイヨHCは「私たちはすべてのユニットとすべての選手を見て、このロースターをどう活用して試合に勝つかを考えなければならない」述べたという。
メイへの交代は、キャリア9年目のベテランであるブリセットがシーズン第5週に臨んだ試合でパス成功率52.9%、160ヤードという成績にとどまり、負傷者が相次ぐマイアミ・ドルフィンズに15対10で敗れたことを受けて決まった。ブリセットのパスヤードがいずれの試合も200ヤードを下回っている上に、タッチダウンパス数もわずか2回にとどまっている中で、ペイトリオッツはパスオフェンスでリーグ最下位に沈んでいる。
シーズン初戦でシンシナティ・ベンガルズを破るという衝撃的なスタートを切ったペイトリオッツだが、その後は4連敗を喫し、得点ランキングでは31位に沈んでいる。また、いまだに20点以上を獲得した試合はない状態だ。
メイにはまず、オフェンスとファンに活気を与えることが期待されるだろう。
ブリセットよりも機動力があり、ボールを素早く投げられる可能性があるメイは、生産性の向上をもたらしうる存在だ。プレシーズンの終盤ではブリセットを上回るパフォーマンスを見せていたが、メイヨHCたちは当初からの予定だったのか、ベテランを起用する道を選んだ。