【RISE】原口健飛、3カ月で何と10kg増量!過去一フィジカル強化で最強トーナメント制覇へ
12月21日(土)千葉・幕張メッセにて行われる格闘技イベント『RISE WORLD SERIES 2024 FINAL ~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~』に出場する、日本のエース・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)が16日(月)に公開練習を行った。 【フォト&動画】原口が鍛え上げた腕でパンチを打ち込む瞬間!華麗なKO集も サンドバッグに力強いパンチを打ち込むなど、好調ぶりが窺えた原口。今年7月、オランダでのGLORY世界フェザー級タイトルマッチでは、ペットパノムルンと3度目の対戦に挑んだが、結果は判定0-5で敗北。再起戦で、1日3試合、かつ世界の強豪選手揃いの過酷なワンデートーナメントに挑む。 「前回ペッチに負けて、自分を変えなければと思った」と語る原口は、肉体改造に取り組み、ペットパノムルン戦後、わずか3カ月で何と10kgの増量に成功。元々66kgほどだった通常体重を75kgまで増やした。現在は75kgからの減量中で、水抜きと本格的な減量は4年振りだという。 「トレーニングは独学でやっていたけど、しっかりコーチを付けて、真剣に初めてやりました。いかに最短で筋肉を付けれて、身体を強くできるかを教えてもらいました。筋トレの概念も変わりました」と日々の鍛錬を振り返る。 一般的には、体重を増やした場合、スピードが落ちる可能性が指摘されるが、「それでもスピードはあるので、今回はちょっとスピードが落ちてもいいと思って。試合しないと分からないけど、今のところは成功しています」と自信を見せる。 その証拠として、進化した点を問われれば「接近戦もだし、ショートのパンチの威力が上がりました。短いパンチですね。振りかぶらなくても、ジャブだけでも威力が出る。ストレートとジャブが同じ威力になったくらい」とコメント。周囲のトレーナー陣からも、パンチ力が上がったとの評価を受けている。 トーナメント初戦では、67戦のキャリアを誇る強豪ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)との対戦が決まっている。ミゲールは、今年3月に初来日し、RISE現役スーパーライト級王者チャド・コリンズを初回KOで下した強豪選手だ。 「トーナメントなので、フィジカルも大事だけど、いい意味で逃げるテクニックとか、いろんなテクニックが必要です。それに関しては、俺もミゲールも得意なので、勝ったほうが優勝するんじゃないかな。対策というより、トーナメントを戦えるような身体で仕上げるのがいいので、いろんなことを想定しています」と語る。 続けて、「大会自体は過去最強くらい凄いと思うけど、外国人選手が多くて、日本のファンに伝わりづらいのが課題です。ガチゆえに半分くらいの人は分かってないかなと。そういうことを勝つことで変えていければ。自分が勝って、過酷だったことを伝えたいし、これから面白いってところを伝えたいと思っています」と宣言した。 果たして、原口は超過酷なトーナメントを鍛え上げたフィジカルで制することが出来るか。